2021/9/27

ビジネスモデルの保護のための知財活用事例

 何カ月も前にTBS系列の番組「がっちりマンデー」でビジネスモデル特許を活用している企業の特集がされていました。「ビジネスモデル特許」とは、おおざっぱに言えば、ビジネスモデルを実現するための独自の技術的な工夫を保護する特許です。特許法では、機械や器具、装置などの「物」の発明だけでなく、「方法」や「製造方法」の発明も特許権の保護対象となります。新規なビジネスモデルを構築した場合、そのサービスの提供方法や取引方法などについて、内容によっては方法それ自体で特許を取ることも可能ですし、コンピューターシステムやサーバでの処理という形や、そのサービスや取引を実施する際に利用するソフトウェアという形などで保護することも可能です。「がっちりマンデー」では、そうしたビジネスモデル特許に分類できるような特許を取得して新たなビジネスモデルを展開している企業が紹介されていました。そのうちの一つ、株式会社トルビズオンのビジネスモデルが印象に残っていたため、その特許を少し調べてみました。

 同社の展開しているビジネスモデルは、ドローンによる空域利用を簡易にできるようにするものです。ドローンによる輸送サービスなどを実際に行うには、ドローンを飛行させたい空域直下の土地所有者の許可が必要になるそうです。同社の提供するシステムによれば、ドローンの運行業者は、空域の位置情報および利用情報とその空域の権利者の情報とが予め登録されているデータベースにアクセスすることにより、所定の時間の空域利用の許可の取得およびその空域利用料の支払いを簡易に行えます。同社は、このシステムの運営の肝となるサーバでの処理についての下記の特許を取得しています。

【特許番号】 特許第6517972号

【発明の名称】空域利用促進システム、空域利用促進方法、サーバ装置、およびプログラム

 本件発明は、PCやスマホと言った情報端末からの要求により、システムのサーバが、空域の情報および空域権利者の情報を含むスカイドメイン(登録商標)を発行し、予め記憶している空域の位置情報や利用可能時間に基づいて取引を処理する点をポイントとしています。本件特許では、サーバで処理される取引内容については具体的に限定されていないため、ドローンの空域利用に関わる取引を扱うシステムを組むことを考えた場合、本件特許は無視できない厄介なものになるかもしれません。また、同社は「スカイドメイン」という分かりやすい用語を作り、それについても商標登録しているため、前記の特許権とこの商標権とで強力な参入障壁を築けており、ドローンを利用したビジネスのパイオニアとしてのブランディングにも成功しているように思います。同社のこの知財戦略は、ドローン利用のビジネスに限らず、新たなビジネスモデルで勝負しようとされている企業にとっての知財活用の好例になると思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/9/15

税関における知的財産権侵害物品の差止状況(財務省公表)

 9/10に財務省が令和2年に税関における知的財産侵害物品の差止状況を公表していました。特許権、商標権、意匠権といった知的財産権が目に見える形で活用された事例の統計です。やはり、中国経由で輸入されるケースが圧倒的に多いことが目を惹きます。実際に差し止めされた侵害物品の具体例が示されているのはとても参考になりますね。イヤホンや健康・美容器具など、一般消費者に身近で人気のあるものほど知的財産権による保護が必要になってきます。商標権に基づく差し止め事例が多く、やはり、知的財産権の取得費用も比較的安価な商標権を少なくとも日本国内で取得しておくことが「先見の明」と言えるでしょう。ゲーム機用のアダプタに刻印されている商標をシールで隠して輸入しようとした事例も紹介されていますが、こうしたシールが付されてもその下に商標がありそうだと分かりやすくする工夫というのも大切だと思います。また、意匠権についても製品そのものの形状を保護できるため、税関の差止では有効に働くことは、弁理士としてよく言及する点です。意匠権に基づいて税関で差し止めやすくするための方策のひとつとして、以下のような方法があります。製品の一部が見えるようなパッケージに製品を収納して市場に流通させる場合、そうしたパッケージに収納された状態を示す参考図を意匠登録出願の出願書類に含めておきます。このようにすれば、税関においてその参照図に基づいて侵害物品の特定がなされるため、パッケージに収納された状態での侵害物品の摘発が容易になります。知的財産権の重要性や活用の仕方、弁理士自身がもっと勉強していくことも重要ですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/9/10

中小企業家同友会 青年経営者全国交流会 from 岐阜

 9/9に、中小企業家同友会のイベント、第49回青年経営者全国交流会 from 岐阜がオンラインで開催されました。全国から2485人が参加したそうです。テーマの異なる19の分科会と、記念講演・全大会とで構成されており、私は、「世界とつながる(海外展開・国際化)」をテーマとする2分科会に参加しました。発表者は、株式会社Honkiの石川朋之氏と、石川氏のビジネスパートナーである、UAEドバイのマジットさん、ベトナムのトゥアンさんでした。マジットさんとトゥアンさんは現地からの参加です。3人の国際的なビジネス展開の実体験に基づくお話はとても含蓄に富み、興味深いものでした。なかでも、石川氏の海外に出ていくのに「英語ありき」と考えるのは大きな誤解とのお言葉は印象的でした。以下は、石川氏のお話。英語がわからなくても互いに伝わる「熱」がある。ビジョンが近い、気が合う、情熱が近い、というのは言語を超えて伝わる。大事なのは、まず、コミュニケーションの機会を多くとること。そして「有言実行」。言葉でなく行動で伝える。なお、石川氏は、とにかく相手国に訪問し、会うことが大事とのスタンスでお話しされていましたが、その一方で、訪問前に相手国の慣習や文化について事前に下調べし理解しておくことが前提である点にも言及されていた点が大事なポイントだと思いました。また、UAEのマジットさんによる海外の視点からのお話も興味深かったです。曰く、日本で普通のことでも海外ではスペシャルになる。だからこそ日本企業は海外展開を積極的に狙っていくべき。ただ、日本人に対して感じる傾向として、相手に言われたことを信じやすい、額面通りに受け取ってしまう一面があるように思う。ビジネスをする上では、その点は注意すべき。とのことでした。とても勉強になりました!

 中小企業家同友会の青全交(略称)、初めての参加でした。今回はコロナ禍のためオンラインでしたが、通常は、実際に全国から経営者の方々が集まるのでしょか。オンラインであるからこそ便利でもありますが、いずれ自分も直接に足を運んで参加してみたいものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/9/9

ワクチン、2回目の接種完了。心のしわのばし。

 前回のブログのアップから3週間空いてしまいましたが、先日、ワクチンの2回目の接種を無事、終えました。接種前に、お客様との打ち合わせが入っていたのですが、そのお客様は数日前に2回目のワクチン接種を終えたとのことで、やはり、翌日は副反応で全身の関節がいたかったとのこと。同業者にも接種後翌日に発熱したとの話を聴きました。自分も少なからず副反応の影響は出るだろうと、2回目の接種の翌日は可児で一日静養することにずいぶん前から決めておりました。どうせ体も普通ではないだろうから、「心のしわのばし」をしようと。

 心のしわのばし。ストレス解消や自分へのご褒美のように、心を喜ばせるわけではなく、淡々と心の浮き沈みをなくす。ストレス解消など、心を浮き立たせる活動は、その反動も生じやすい。なので、敢えてそれもしない。コロナ禍の中、あれをしなければとか、あれができなかったとか、次はこうしようとか、この先どうすべきかとか、できるかな、できないかなとか、常に考えてしまう日々が続いており、最近、心に随分と「しわ」が寄っているなあと感じてました。で、一日、心に不安や惑いを感じさせず、心を浮かせるわけでもなく、動かすことなく、ただ、平々凡々、淡々と過ごし、達成感もなく、高揚感もなく、最低限、ネガティブな気持ちが生じないようにして心をフラットにしておくことに務める。何のことはない。結局、一日、暇人として堂々と過ごしただけかもしれませんが。

 さて、2回目の接種後の副反応ですが、翌日の午前中は微妙な頭痛があり、午後から熱が出始め、最高38度6分を記録(抵抗力の証!?)。まだまだ働き盛りな自分を証明できたか(?)。翌々日は、微熱があったりなかったりでしたが、頭痛が一日中続きました。ワクチン接種完了で、少しは事態が改善されますように。また、心のしわをのばしたことで、不安に囚われることなく、ワクワクが増えていきますように。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/8/18

ワクチン、1回目の接種完了。

 昨日の夕方、地元可児市の病院で1回目のワクチンを接種してきました。ファイザー社製です。接種後、特に、大きな不調はありませんでした。接種後の少し後には、ゾワゾワする感触をわずかに感じた気もするのですが、平熱のままで、単なる「気にしすぎ症候群」かな? 夜には、普通にお客様の一人からお誘いをいただいた勉強会に参加してましたし。 翌朝の現在も、平熱のままで、肩の痛み以外、少しフワフワ感があるかな、という程度です。副反応が出るとしても、ひどいのは2回目の後との話。実際に、妻と娘は2回目の接種を終えた後、発熱していました。抵抗力が高い人ほど、副反応が強くでるとの説もありますので、副反応が出たら、自分の抵抗力を褒めてあげようと思います。そんな余裕があればいいのですが(笑)。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/7/18

知財を制する者はブランディングを制する!

中部経済新聞 2021年7月8日

 中部経済新聞に記事を掲載して頂きました。知的財産権を活用すれば、ブランディングを効果的に行うことができます!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/7/16

濃厚中華そば佐とう

濃厚中華そば佐とうさんにて

 弊所名古屋オフィスの隣のビルのラーメン屋さんです。お昼休みには、いつも行列ができている人気店です。今回、初めて利用させて頂きました。メニューは、旨味の濃いたまり醤油を使用した中華そばに限定。麺もコシがあり、醤油スープとの相性は抜群です。写真は、特盛チャーシュー中華そばです。中央に半熟たまごがトッピングされており、お箸で白身を割けば、トロッとした黄身が、コクのある醤油スープと混ざり合い・・・・。グルメレポが上手でなく、すみません。佐とうさんにお越しの際には、弊所にもお立ち寄りください。お茶くらいは出します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/6/30

「2階からビール」

 弁理士であり、中小企業診断士である後藤昌彦先生の著書「中小企業のための知財戦略2.0」の巻末に、工具「ネジザウルス」を大ヒットさせた株式会社エンジニアの代表取締役社長 髙崎充弘氏との対談が収録されています。その対談の中での髙崎氏の弁理士に対する一言が耳に痛いです。

「弁理士の方には、相談者である経営者の目線まで下りてきてアドバイスを頂きたいと思います。私は『2階からビール』という表現をよく使います。コップを持った相談者が1階にいるのに、弁理士の先生は2階からビールをついでくる、つまり、専門用語を使って話すので、相談者のコップ、つまり、頭の中に何も入らない、入ったとしても泡だらけで意味がない。相談者としては『もう、いいですわ』と言って帰るか、あるいは弁理士に丸投げするしかない。結局、自分で何も勉強しないから、知財のことはわからないままで終わってしまう。」(P225-226)

 弁理士、士業なだけに、「先生」と呼ばれる立場であることに嬉しさを感じている部分が多かれ少なかれあるのかもしれません。異業種交流会などに参加すると、弁理士は珍しがられ、他の業種よりも閉じた世界にいるのだということを感じずにはいられません。「知財」とは何なのか、「知財」を扱っていくにはどうすべきなのか、どうしたら本当に役に立つアドバイスをできるのか、勤務弁理士(サラリーマン弁理士)時代には深く考えていなかったことを、独立してからようやく意識するようになりました。深く反省。そして、今後、深く学んでいくべき課題です。あと、このような的確な表現をされる髙崎氏の著書「ネジザウルスの逆襲」、面白そうなので、機会を作って読んでみようと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/6/23

レジェンド葛西紀明氏講演会

葛西紀明氏講演会

 名古屋商工会議所の若手経営者の集まりである若鯱会主催のイベントに参加しました。あのスキージャンプのレジェンドと呼ばれる葛西紀明氏の講演です。その気さくなお人柄や、メダルの裏側にあった葛西さんの想いを知ることができ、とても充実した時間を過ごせました。お話の中には、同じくスキージャンプの選手として有名な原田雅彦さんをネタに絡ませたエピソードがちょいちょい挿入され、その場にいなくてもイジられる原田さんの人間力をも間接的に感じることができました。また、講演後には、葛西さんの3つのメダルに直に触れることもできました。これは本当に貴重な体験でした。触れただけで元気になれた気がします。世界のメダルなだけに、いろいろな人々の「想い」が集約されたパワーアイテムなのではないでしょうか。なお、ステージの写真は、撮影・SNS拡散OKの許可があった時間帯に撮影したものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/6/14

読書備忘録:森岡毅著『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』角川書店

 以下は、標記の書籍からの抜粋です。マーケターとしてキャリアを切り拓いており、USJ復活の立役者としても知られる森岡氏の書籍、結構、好きです。経営、ブランディング、マーケティング、いずれも知財と切り離すことができないもの、むしろ、積極的に絡めて考えていくべきものでしょう。以下の抜粋を読んで、森岡氏の書籍に興味を覚えていただけたならと思います。ただ、森岡氏の文、自分と同じく、「(笑)」との表記を多用しすぎな感じがしなくもないです(笑)。

  • マーケティングの本質とは、「売れる仕組み」を作ること。
  • マーケティングの最大の仕事は、消費者の頭の中に「選ばれる必然を作ること」、そのための活動をブランディングと呼ぶ。・・・消費者に選ばれる強い理由になっているものを「戦略的ブランドエクイティ」といい、それこそが選ばれる必然の正体です。
  • 戦略とは、目的を達成するために資源を配分する「選択」のこと。・・・「カネ、ヒト、モノ、情報、時間、知的財産」を6大経営資源と呼びます。・・・最も大切な経営資源は「ヒト」です。ヒトだけがこの6つの経営資源の全てを増減させたり、使いこなせたりするからです。・・・成長する会社とは、人的資源を成長させ続けることができる会社のことです。
  • 目的とは達成すべき使命のことであり、・・・目標とは、その目的を達成するための経営資源を投入する具体的な的(まと)のことです。・・・「戦術」は戦略を実行するためのより具体的なプランのことを指します。・・・戦略的思考は必ず、「目的→戦略→戦術」と下方展開していきます。
  • (A:戦略・良+戦術・良、B:戦略・良+戦術・悪、C:戦略・悪+戦術・悪、D:戦略・悪+戦術・良の組み合わせにおいてビジネスの結果が良い順番は、A→B→C→D。なぜなら、戦略も戦術も弱いCが戦術が強いDよりマシなのは、途中で気が付いたときにまだリカバリーしやすいから。戦略の大きなミスは、戦術ではリカバリーできないからです。)
  • 企業にとって「どう戦うか(戦術)」の前に「どこで戦うか(戦略)」を見定めることが何よりも重要・・・「戦略が正しいと正しい方向へと進む、戦術が強いと遠くまで飛べる」
  • 最も典型的な戦略の良し悪しのモノサシ・・・4Sチェック
  • Selective(選択的かどうか)やることとやらないこととを明確に区別できているか。
  • Sufficient(十分かどうか)投入される経営資源がその戦局での勝利に十分であるか。
  • Sustainable (継続可能か否か)戦略が中長期で維持継続できるか。
  • Synchronized(自社の特徴との整合性は?)自社の特徴を有利に活用できているか。
  • 美しい戦略というのは、相手と自分の特徴の差を、自身に有利になるように活用できているものです。・・・強みの裏側には必ず弱みがあります。同じ特徴でも文脈を変えれば強みは弱みにもなります。自身に有利になるように文脈(戦いのルール)を設定するといった方が適切でしょうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.5.31

胡蝶蘭の2度咲きに成功!!

昨年1月に、弁理士A先生より開業祝いで頂いた胡蝶蘭の2度咲きに成功しました!!

素直に嬉しいですね!「良い兆し」を感じます(笑)。早速、Facebookにも投稿。こうしたちょっとした嬉しい話を少しでもお裾分けできるといいですね。皆様に良きことがどんどこ起こりますように。もちろん、自分にも(笑)。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.5.24

名古屋木材様にお邪魔しました。

 以前、ブログ記事にもした中部経済産業局主催のデザイン経営に関するイベントにて名刺交換させて頂いた名古屋木材株式会社の竹田様のご厚意で、同社にお邪魔させていただきました。名古屋木材株式会社は、昭和20年設立の歴史ある木材の会社であり、現在は、圧縮と復元が可能という木材の特性に着目した圧縮木材の技術の研究開発にも積極的に取り組まれているそうです。写真の右から2番目の写真は、木材圧縮装置です。右端の写真は、圧縮木材の技術を利用した子供向けのワークショップでのサンプル品であり、絵を描いた板材を圧縮して瓶の中に入れ、瓶の中で元のサイズに復元させることにより作製されたものです。名古屋木材株式会社は、圧縮木材の技術を発展させた曲がる木「LIGNOFLEX(R)」の開発に成功しており、特許も取得し、その技術を活かした商品を積極的に開発されています。曲がる木で作られた名刺入れや、ブックカバー、靴ベラなど、おしゃれな贈答品として注目されており、最近は、テレビで取り上げられることも多いようです。木材の特性を活かした技術、とても日本的で今後の商品展開が楽しみです。また、工場内の木の香りがとても印象的でした。

(追伸)お邪魔したのは、4月下旬、非常事態宣言発出前です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.5.1

だんない! 楽しい冒険を続けよう!

 ここ数年、朝に録画したNHKの朝の連続テレビ小説を、仕事を終えて帰宅してから見るのが一つの楽しみになっています。最近、豊川稲荷に行ったときに、表参道で、現在放映中の「おちょやん」の主人公である千代のモデル、浪花千栄子さんに遭遇しました(写真)。先週は、女優としての道を歩んできた千代が挫折と孤独のどん底から再生するエピソードが放映され、とても癒されました。その前の週は、まさにどん底のまま土日に突入してくれたため、切なくていたたまれない気持ちを存分に味わいましたが(笑)。そんな「おちょやん」も物語の終盤にさしかかっています。このドラマ、「大丈夫、大事ない」という意味の「だんない」という言葉がよく出てきてたのですが、この半年、主演の杉咲花さんの「だんない!」のセリフには、本当に救われてきたように思います。表題にした「だんない!楽しい冒険を続けよう!」というのは、千代が女優になったばかりの頃に、舞台上で放ったアドリブのセリフからの抜粋です。すばらしい演技と愛のあふれるストーリーのプロット、あと少し、存分に楽しませていただきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.4.25

デジタルワールドタッチレス展

名古屋商工会議所にて催された「デジタルワールドタッチレス展」を覗いてきました。コロナ対策のために新たに注目を集めている技術の1つとして、非接触で操作可能なインターフェースに焦点をあてた企業の展示会です。株式会社アスカネットをはじめとし、空中に画像を表示させる技術が多く展示されていました。原理としては、下図のように、画像表示部から射出された画像光を、光学素子での反射により、空中に画像を結像させるそうです。その空中に画像が結像される位置で、人の指による操作を赤外線センサで検出することにより、利用者に、あたかも、空中に表示されているタッチパネルなどを操作しているように感じさせることが可能になります。こうした技術は、いかに既存の機器に対して低コストで導入可能な仕組みを構築できるかが一つのポイントになっているようです。空中に表示されている画像だからこそ生み出せる新しい操作方法やユーザーエクスペリエンスを創り出していくことも大切そうですね。コロナの影響など、外部環境の変化に適応する形で新しい技術の潮流が短期間でできあがる。コロナ禍で行動が制限されても、人の世の流れはダイナミックですね!人間はすごいと思います。あまりに素朴な感想(苦笑)。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.3.30

桜だより

名古屋オフィスから徒歩10分ほどで名古屋城に行けます。お昼の食後の散歩で出向いてみるとキレイな桜!同業者であれば共感いただけると思いますが、頭脳労働で煮詰まり易い弁理士業務(?)、癒されました!加藤清正公、桜が似合う武将ですね!しかし、こんな近場なのに、昨年は、ここまで桜を見に行った記憶がありません。おそらく、コロナの脅威を感じ始め、桜を見る心のゆとりすらなかったのでしょう(汗)。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.3.29

名古屋商工会議所での講演会

3/26に、名古屋商工会議所で玉城絵美氏による講演「withコロナ時代への適応戦略」を聞いてきました。正直、どのような内容なのかチェックしないまま参加申し込みをしたのですが、内容は、玉城氏が、H2L株式会社で開発に携わっている「BodySharing」と呼ばれる技術の紹介で、とても興味深いものでした。「BodySharing」とは、「固有間隔の共有」を目的とする技術であり、他者が直に感じている身体感覚をリモートで自身が実際に体験しているように感じれるようにしたり、他者の身体を自身の動きにリモートでシンクロさせたりする技術だそうです。おおざっぱに言えば、身体を動かすときに神経に流れる電流を5G技術などのネットワーク技術を通じて外部から制御することによって実現できるもののようです。身体に電極を埋め込むところまではしないと聞いてホッとしましたが(笑)。完全にSFの世界の技術のようにも思えますが、現実的な技術として市場への提供も始まっているようです。コロナ禍によってリモートワークの技術があっという間に社会に浸透したことを考えると、こうした技術もあっという間に身近なものになる可能性は否定できないように思えます。とても面白い内容でした。また、講演後の質疑応答のときに、いの一番で、その技術に特許はあるのか、という質問が出たあたりに、一般的にも知的財産権の重要性が認知されてきているのだなと感じました。もちろん、特許は既に多数取得しているとのことでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

デザイン経営のイベント

2021.3.12

DESIGN COLLECTIVE TOKAI @ Fab Cafe NAGOYA

  3/10に、中部経済産業局が主催するイベント「DESIGN COLLECTIVE TOKAI Grand  Conference 2021」に参加しました。オンラインと会場とのハイブリッド開催で、私は、会場であるFab Cafe Nagoyaに足を運びました。久屋大通公園内にあるおしゃれなカフェなのですが、ここに訪れるのは2回目です。1回目も、中部経済産業局主催のイベントに参加するために訪れました。いずれのイベントもテーマは「デザイン経営」です。自分の理解では、新しい価値を作り出すモノづくりの事業を進めていく際に、デザインを、その事業・経営のより根幹に近い位置にまで深く食い込ませていく考え方、ですかね。ここでの「デザイン」は、製品等の視覚的な美感の設計といった狭義の意味ではなく、事業全体の方針を定める設計も含む広義の意味のようです。

 今回のイベントでは、前半に、トークセッションが行われました。このトークセッションでは、複数のデザイナーの方が、実際にモノづくりの企業と連携して生み出した実例を紹介し、それぞれのデザイナーと連携した企業の経営者の方のコメントも聴くことができました。全体を通して、実際のプロダクトの紹介に終わらず、デザイナーの方のプロデューサーとしてのこだわりや考え方を知ることができ、とても興味深い内容でした。特に、有限会社ヤマウチ工業所の山内氏が「デザインとは、作る者の身にもなれ、と言いたくなるもの」というようなことを冗談交じりでおっしゃられていたのが、技術者だからこその至言だなあと心に深く刺さりました(笑)。人に感動を生じさせるプロダクトは、デザイナーと、技術者のお互いの信頼関係とプライドの相克とによって生み出されるものなのでしょうね。

 イベントの後半には、会場参加者のみでワークショップが行われました。ワークショップは、名古屋木材株式会社担当のグループと側島製罐株式会社担当のグループにわかれ、それぞれの会社の実際の事業内容に基づき、いろいろな発想を出し合う、という内容のものでした。私は、側島製罐株式会社のグループに参加させて頂きました。自社製品の開発にも積極的に乗り出しているという側島製罐株式会社の事業内容の概要を知ることができましたし、ワークショップですので、お気楽に、脳みそがかゆくなるような面白みを味わうことができました(笑)。

 何はともあれ、このコロナ禍において、様々な技術を持つ企業の方や、その企業をサポートするデザイナーの方に直接お会いでき、貴重なお話を伺うことができました。ありがとうございます。こうした交流の積み重ねが、新しい価値観を生み出していく土壌になっていくのだと思います。今後も、こうしたデザイン経営をテーマとするイベントがある際には、積極的に参加していきたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.2.27

NASAのチケット

 先日、NASAの火星探査のためのローバー、パーサヴィアランス(Perseverance)が、無事、火星に着地したとのニュースが報じられました。地球を出発したのは7カ月前なのだそうですが、その出発前の準備段階で、NASAが、登録した人の名前を刻印したICチップをパーサヴィアランスに搭載して火星に持っていってくれるという、遊び心と夢にあふれた企画を立ち上げていました。登録は無料だったので、私も、自分の名前と、息子の名前、そして、まだ開業前だった事務所の英語名称「FUJI IP FIRM」を登録しました。画像は、登録者にWEB上で発行されるボーディングパスです。ということで、FUJI IP FIRMの名前が火星に到着!祝!ま、NASAを利用したとんでもない自己満足ですが(笑)。

 火星ローバーの名前、”Perseverance”、意味は、「忍耐」だそうです。そして、NASAは、パーサヴィアランスの火星着地の際に使用したパラシュートに暗号を隠していたそうで、ネット上でそれを解読した人のことが話題になっています。NASAがその暗号に込めたメッセージは、”Dare mighty things”。意味は、「敢えて壮大なことを」。さすが、地球を代表する挑戦者・冒険者の集団であるNASA。様々な分野でチャレンジする人へのメッセージを常に発信してくれています。ありがとうございます。私自身も粘り強く挑戦を続けていきたいですし、挑戦している人の手助けを少しでもできればと思います。

 ここで、漫画スラムダンクに出てくる自分が好きな名言を。

 「無理だっていうのはいつも挑戦しない奴らよね。」

 ちなみに、スラムダンク本編には出てこないセリフです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.2.15

国際知財委員会のウェビナー

 先月、1/26に国際知財委員会の委員としてウェビナー講師を務めました。初のウェビナーでした。写真は、同委員会で同じく講師を務めたS先生がキャプチャーしてくれたものです。ふんぞり返っているように見えますが、自分としては必死でした(笑)。テーマは、「アジア諸国 知財活用のためのイ、ロ、ハ」でした。外国で知的財産権を取得するための基礎知識から、ベトナム、タイ、インドネシアの国ごとの情報をお伝えさせていただきました。自分の癖で、情報を詰め込みすぎた感じもありましたが、少しでも役立つ情報をお伝えしようという一心でした。ご容赦ください(苦笑)。本来であれば、直接お会いしてお話をさせていただきたかったのですが、この状況では仕方ないですね。それでも、とても良い経験をさせて頂いたと思います。参加していただいた方々、今回のイベントの運営をしてくれた方々に感謝します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.1.22

祝!開業1周年!

 本日は、富士国際特許事務所の開業1周年記念日です。といっても、開業届に記載した日付にすぎず、1年前の今日に何か特別なことをしたワケでもなく、単に、わかりやすく22(フジ)のゴロです。

 何はともあれ、まずは、この1年の間に、出会い、そしてお仕事をご依頼してくださった方々に感謝です。そして、お声掛けいただけた方々、弊所からのアクセスを受け止めてくれた方々、私からの相談事にのっていただいた方々、私にアドバイスをくれた方々、楽しい時間を共有していただけた方々、(完全に私事ながら)親戚を含め家族、に感謝です。本当にありがとうございます。さらなる信頼を得られるよう、そして、さらなる新しい展開をできるよう精進して参ります。また、いずれ、アニバーサリーイベントを開催できるよう頑張ります!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.1.21

国際知財委員としてセミナー講師を担当します。

 去る1月14日には、名古屋市工業研究所の施設Musubu Tech Labにて、富士国際特許事務所の所長弁理士としてセミナー講師を務めさせていただきました。ご足労頂いた方々、誠にありがとうございました。続いて、来る1月26日には、弁理士東海会の国際知財委員会 副委員長として、セミナー講師を務めさせていただきます。テーマは、「アジア諸国 知財活用のためのイ、ロ、ハ」です。Musubu Tech Labでのセミナーでも、海外の知財トピックに興味を示された方が多かったですが、今回は、海外でビジネスを展開する上での知財の活用をテーマとしております。ただ、残念ながら、今回は、コロナ禍を受けてウェビナーとなってしまいました。参加者の反応がわかりづらそうですので、辛いところですが、少しでもお役に立てる情報を提供できるよう頑張ります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021.1.3

あけましておめでとうございます。

謹賀新年2021年丑年

 令和3年、本年もよろしくお願い申し上げます。早いもので開業から間もなく1年が経とうとしています。昨年は、コロナ禍での厳しい状況におかれたものの、それでも、特許出願や、商標登録出願、意匠登録出願、先行技術調査、セミナー講師などのご依頼をいただくことができ、日々、成長を実感させていただけました。誠にありがとうございます。感謝の言葉しかございません。本年もさらなる飛躍と成長を目指します。弁理士として提供できるクライアントに満足いただけるサービスが何なのか、弁理士に求められている本当の社会貢献が何であるのか、まだまだ自分自身を研鑽しつつ、見つめ直していかなければなりません。昨年に引き続き、世界的に厳しい情勢が続きそうですが、とにかく、自分を、そして、この事務所を成長させていきたいと思います。

 ちなみに、左端の写真の牛の像は、名古屋市中区の桜天神社のものです。よく参らせていただいてます。ありがとうございます。他の3点の写真は、元旦に家の庭で撮影したものです。久しぶりの積雪、ちょっとした雪景色を楽しめました。幸せ幸せ。

 それでは、全ての人に、良き年となりますように。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー